eda: October 2007アーカイブ
最初に講演した米国法人社長のAshwin Navin氏は,光ファイバを使ったインターネット接続が家庭に広まりつつある日本は,BitTorrent技術を利用する環境として最適であると語った。全世界でBitTorrentプロトコルに対応したクライアント・ソフトウエアは約1億6000万本インストールされていて,このうち日常的にBitTorrentを利用しているアクティブなユーザーは3000万~4000万人いるとの分析を明らかにした。
パートナー企業では,角川デジックス 代表取締役社長の福田 正氏の講演が注目を集めた。福田氏は,角川グループがBitTorrent日本法人に出資したことを明らかにし,日本における映画コンテンツなどの配信事業に,BitTorrentを利用していく意気込みを語った。既に東京ネットムービーフェスティバルで行った配信の実証実験で,人気のあるコンテンツに関しては,ピア同士がコンテンツの配信網を形成することで送出側の負荷を5%にまで減らせることが分かったという。違法コピーを撲滅するには,コンテンツ保有者自らがユーザーに対して高画質のコンテンツを安価に配信するサービスを手がける必要があると考え,BitTorrentの採用を決めたという。講演の終わりに福田氏は,角川グループが2008年7月~9月に動画配信サイトをプレオープンし,同年10月~12月に正式オープンするというロードマップを明らかにした。

